年末に故障してしまったMP600。結局Brotherのモノクロレーザー複合機であるJUSTIO DCP-7065DNを買いました。
JUSTIO DCP-7065DN
故障した当初は写真はDPE店に出すし、書類などはセブンイレブンやサークルKサンクス、ローソンなどのプリントサービスを使えばいいし、高い品質を求めるならそれこそ印刷屋に出せば良いと思っていたのですが、これまでのプリンタがあった環境から無くなった環境になってみるとこれが思っていた以上に不便でした。
自宅のプリンタを頻繁に使っていたわけではないのですが身分証明書、保証書などの何気ないコピーや宛名印刷、地図の印刷、必要書類の印刷が出来ませんし、MP600の場合はプリンタ部が壊れていると全ての機能が使えなくなってしまうのでスキャナも使えません。以前、安いCISスキャナを単体で持っていたのですが複合機を購入してから出番が無くなり知人に譲ってしまったのでこのまま印刷&スキャニングが自宅で出来ないのはな……という思いに至り再び複合機を導入することに決めました。
この際、A3かA3ノビが自宅で印刷出来れば便利かなとも考えましたが複合機となると選択肢がEPSONのビジネスインクジェットシリーズとブラザーのJUSTIO A3カラーインクジェット複合機シリーズ。この2シリーズはビジネスユースを想定しているので写真印刷などに特化しているわけではなさそうです。もしA3やA3ノビを自宅で印刷出来る環境を導入したいなら複合機導入後でもプリンタ単機能のみの製品を購入したほうが印刷そのもののクオリティは高いようなので必要に迫られていない今はA3、A3ノビ複合機を見送り、A4複合機にすることに。
A4インクジェット複合機を販売する主なメーカーはCanon(PIXUS)、EPSON(Colorio)、Brother(MyMio)、HP(Photosmart、ENVY、Officejet)。
正確なシェアは把握していませんががこの分野はCanonとEPSONが強く、無難に行くならCanon、写真などに特化するならEPSONという個人的なイメージ。2社ともA4複合機ならフラグシップモデルでも3万から5万程度、スタンダードモデルなら2万前後、エントリーモデルなら1万以下で買えます。
本体価格だけで見るならBrotherとHPが安く、BrotherはFAXや電話を含んでいる機種もあるといった様子。
しかし、インクジェットプリンタというのは本体価格ではほとんど儲けは無くインク代で回収していくスタイルを取っているので、インクが高いのです。純正インクならお得なパックを買っても全色揃えると4000円程度。5色以上になればさらに費用はかかります。
インクを買い換えて長くもてばいいのですが、私の使用状況でも半年前後で無くなってしまう印象です。印刷するものや用紙サイズによって印刷可能枚数は異なりますが、私の場合A4印刷は50枚も出来ればいい方。
これはある意味仕方なく、プリンタを起動するたび、または一定時間起動しているとヘッドの詰まりを防ぐためにクリーニングと称しインクを消耗していくので普段印刷をしていなくてもインクは減っていくのです。複合機の場合はスキャンするためだけに複合機を起動してもインクを使ってしまいます。
大して使いもしないのに年間1万円程度をインク代に使うとなるとインク代も見過ごせません。
そこでレーザープリンタが候補にあがってきました。レーザープリンタもトナーは高いのですが、印刷可能枚数がインクと比べて段違いに多いです。モノクロはJIS X 6931(ISO/IEC 19752)、カラーはJIS X 6932(ISO/IEC 19798)と印刷可能枚数を示す際に用いられる条件(共に像密度5%)で1000枚以上刷れるとしているものが大半です。
レーザープリンタもトラブルレスではないと思いますがネットでの使用感を見る限りインクジェットプリンタに比べると少ない印象。母数が少ないせいもあると思いますがインクの詰まり等が無い分故障率が下がるのではないかなと思います。
A3印刷可能な複合機となるとオフィスにおいてあるような業務用のモデルになってしまい、自室に置くのは難しいので対象から外しA4複合機に対象を絞りました。
CanonのSateraシリーズ、EPSONのOffirioシリーズ、BrotherのJUSTIOシリーズ、OKIのCOREFIDOシリーズ、リコーのIPSiOシリーズなどがありますが、しかし、どれも良いお値段です。
そんな中でJUSTIO DCP-9010CNは実売価格50000円弱程度なのでキャッシュバックを考慮して40000円程度で購入出来そうだったのでこれにしようかなと思いBrotherのサイトを見ていたのですが、モノクロレーザー複合機が目に留まりました。
モノクロレーザー複合機はカラーレーザー複合機に比べると各社かなり安く、CanonのSateraシリーズ、EPSONのOffirioシリーズ、BrotherのJUSTIOシリーズが候補に挙がってきます。
考えてみれば以前使用していたMP600は末期にはほとんど正確な色が出ない状態でした。ヘッドのマゼンタ部の調子が悪く、肌色であるはずが緑気味で出てくることもしばしば。それでも使っていたのは私の利用範囲であれば黒の文字が印字出来れば困らなかったからです。自宅で良い印刷が出来るに越したことは無いのですが、そういうのが求められる場合は業者に出して居ました。ならば自宅で使う範囲ならモノクロレーザーでも事足りるはず。初めてのレーザープリンタ、カラーになると4色のトナーを考えなければなりませんし、今回はモノクロレーザーにすることにしました。
自室に2台のパソコンがあり、将来的に買い増すを考えるとパソコンとの接続インターフェースはLANがあるもの、無線LANが望ましかったですが候補が一気に減るのでLANで妥協。候補としてSatera MF4420n、Offirio LP-M120F、JUSTIO DCP-7065DNが挙がりました。この中ではわずかながら一番安価で唯一両面印刷可能と機能も多いJUSTIO DCP-7065DNにすることに。
家電量販店にて22000円弱。量販店で付くポイントを考慮すると価格.comなどで確認出来る最安値と大きな差もないので結局その場で購入。キャッシュバック期間内だったので2000円のキャッシュバックを合わせて考えると実質18000円弱。
書類の印刷やコピー、宛名印刷に使っていますが今のところモノクロだけでも問題なく使えています。レーザープリンタになったことによりレーベル印刷が出来なくなりましたが、レーザープリンタ用のラベル用紙で対応可能です。
2WAY給紙なのでカセットにはA4コピー用紙を入れ、はがきの宛名印刷などは手差しで給紙しています。手差しは1枚ごとに給紙しなければならないので年賀状など大量に刷る場合は不便ですが、そういう場合は一時的にカセットにはがきを入れることで対応。
交換用のトナーTN-27Jは2600枚印刷可能とのことですが、付属のトナーだけでも約700枚印刷可能なので私の使用状況ならかなりの間使えると思います。
1枚あたりの印刷代をおさえたい、自宅では白黒印刷で事足りる、カラーはコンビニプリントで良いという人にはモノクロレーザープリンタは良い選択だと思います。
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